2017-08-21

全日空37便(羽田・伊丹) 8月12日搭乗記 

2 件のコメント :
こんにちは。

先日、休暇で一時帰国しました。

その際、
2017年8月12日に全日空37便(NH37)に搭乗。

既に過去のニュースとなりつつありますが、
その時の体験を共有したいと思います。
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 6:50 バンコク発

15:00 成田空港到着
  
うっかり変な行程を組んでしまったのですが、この後
成田ではなく羽田から出発する飛行機に乗り換えなので、

飛行機を降りたら慌てて、入国審査を行い、荷物カウンターへ。
  
なかなか来ない荷物にイライラしながら、リムジンバスで移動。
 
 
16:30 羽田空港到着
 
お盆時期だからか、結構な人。
 
搭乗時間が迫ったので、優先搭乗させて頂き、
手荷物検査を抜けて  
 
17:45 搭乗口へ
朝からバタバタで、かつ機内食を1食だけだったので、
お腹が空きました。
 
久しぶりの日本食を楽しもうと、お弁当とビールを購入。
機内でゆっくり食べましょう。
富士山が見えれば良いなと、右後方窓側の座席を予約。
   
・・・しかし、出発が遅延。
 
暮れ行く太陽に「待った」を唱えながら、
  
 
18:20頃 離陸
 
 
滑走路を離れる直前、「パーン」という音。
 
何か異物でも踏んで、タイヤがパンクとか?

まさかね・・・
 
  
徐々に高度を上げていく飛行機。

暮れ行く夕日が逆戻りするかのように、
雲間から明るい太陽が見えてきました。
  
機体が安定したので、 
改めて機内モードにした携帯に電源を入れて、
 
外の様子を撮影。
下は雲海だが、富士山は期待できるかな?

今はどのあたりだろう・・・と
GoogleMapを開くと川崎大師の上空。

成田から羽田までバスで1時間だったのに、

空ならあっという間だな
  
もう、三浦半島を通過した
 
でも、低い位置を飛ぶなぁ
なかなか太陽が下に見えてこない
  
  
そんな感じで、のんびり空を眺めていたら、

18:30 大きく旋回 (大島方向)
ん・・ なぜ? (-ー)

伊丹なら直進では?
 
見やすい角度から富士山を眺めるサービスかな?
 
呑気なことを考えながら、弁当を開けようとした時、

機体上部でパラパラ・・という変な音がして、

18:34
酸素マスク

えっ、どういうこと?

機械音のアナウンス
「ただいま、緊急降下中・・・」

なに、緊急降下?
窓の外を見ても、体感的にも、降下している様子はない。

至って普通の状況だけど。
 
  
続いてCAからアナウンス。

「皆さま、非常時に備え、酸素マスクをお付けいただきますよう・・・
  尚、現在詳しい状況は確認できておりません
 状況が確認でき次第、ご連絡させて頂きます」
 
少し声が上ずっていた。
  
後日のニュースでは、
このアナウンスで不安になったという声があったけれど、

分かる。
  
でも、
 
CAの方にとっても、いきなりだったのでしょう。
  
緊張するでしょ、普通。
 
何か重要なことが発生しているから、動揺したのではなく、
ただの緊張だと理解。
  
それを裏付けるように、
その後のアナウンスは、しっかりと話されていました。
  
 
さて、状況が良く分からないが、
降りてきた酸素マスクはつけないといけない。

酸素マスクを使うのは初めてだな。
(これが最後であってほしいが)

酸素マスクというからには、勢いよく酸素が出てくるもの、
と思っていましたが、
 
案外チョロチョロしか出てこないんですね(^^;)。
   
他の乗客の方たちを見ていると、
 
マスクつけるの、つけないの?
どうやってつけるのよ?というあたふたした状況でしたが、

その3分後くらい。
機長より連絡。

「安全な高度になりましたので、マスクは外して頂いて結構です。
 与圧系のトラブルで、機内の気圧が保てない状況です。
 羽田に引き返します。」
   
 
マジか!
今日帰れないじゃないか・・・。
 
 
続いてCAからアナウンス。

「今から客室乗務員が見回りに参ります。
 ご気分の悪いお客様がいらっしゃいましたら、お知らせください」
乗客の状況をしっかり確認されていました。

ここまで

・トラブルが発生し、酸素マスクが降りてきた
・でも、もうマスクはつけなくて良い高度にいる
・伊丹には行かない、羽田に戻る
・何か問題があればCAに連絡すること

と、いろんな事象が発生して、慌てるところですが、
CAと機長の落ち着いた対応とアナウンスで
 
機内は非常に静かでした。
  
唯一、突然の出来事に驚いて、
泣いてしまった女の子の声だけが聞こえる状況。

可哀想に・・びっくりしたね(^^;)。
 
   
現在地を確認すると君津市の手前。
折り返しは、房総半島を眺めながら海の上を飛んでいました。
 
32年前はトラブル発生から
右にターンし、本州上空、御巣鷹山で惨事が起こりました。

今回は
左にターンし、海上を航路に。
万が一の場合は場所がどこであろうが惨事になるだろうけど、
それでも少し安心できました。
  
16:47 海ほたる
酸素マスクが降りてから、ここまでわずか15分。

しかし、このわずかな15分間でいろいろ考えました。

まさか、今日が人生最後の日か
 
32年前、同じように帰宅を急いだ方たちは、
なんという不安と恐怖の時間を過ごされたことか
  
そして、この短い時間をどれだけ長く感じたことだろう、
ましてや覚悟を決めて遺書まで残されるなんて・・・、
なんて強い人達だったのか
  
そして帰りを待つ愛する家族に会えなかったことは
本当に無念だったに違いない

この飛行機は幸運にも羽田に戻れそうだけれど、
 
これは生かしてもらったと解釈して、
彼らの分まで、また明日から頑張って生きねば
  
どんな時も、自分にできる最大限のことは
一秒を無駄にせず、一生懸命生きる
 
それしかないな。
  
   
19:00 轟音と共に着陸

本当に安心しました。

すぐ家族に連絡。
連絡できることのありがたさ。

 
ANAから、
 ・今日の便は満席のため、陸路移動の依頼
 ・その際の費用は負担する旨

案内があり、
封筒を頂きました。
 
新幹線で帰宅。

帰り道に携帯を見ていると、
羽田に着いて30分しかたっていないのに、
Twitterではすでに話題。
早いですね(°ー°;)。

確かに焦げ臭かったです。
プラスチックが溶けるような臭いがしていました。

 
同じ日の、同じ航路の、同じ時間にスコークが・・・
という偶然性が話題を呼んだ出来事でしたが

私には、普通の機体トラブル、それ以上でも以下でも
ありませんでした。
(※後日ANAはエアダクトの破損と報告していました。 )
 
 
ただ、この日は弔い上げの33回忌。

弔い上げで、過去の惨事を忘れるのではなく、

これまでのいろいろな経験や出来事の上で、
今日の空の安全があることを改めて感謝し、
 
こらからも手綱を緩めず、
ゴールの無い空の安全性を高めていきなさい。

故人からの、そんなメッセージだったのかな?と感じました。
  
  
 
食べそこねた弁当とビール。新幹線で頂きました。
とても美味しかった(^ー^)。

ではヽ(・ー・)

2 件のコメント :

とりっくすたー さんのコメント...

これはこれは。タイでの生活よりもはるかに貴重なたいけんでしたね。
ご無事でなによりです。 とりっく

Massan 2011 さんのコメント...

とりっくさん、こんにちは。

ご心配ありがとうございます。

そうですね。
帰国した後はこの話題一色でした。

貴重な体験でしたが・・・もう十分です(^^;)。


ではヽ(´▽`)/