2017-04-13

タイ北部ロードバイク旅 ~第4日目 プーチーファ

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こんにちは。

タイ北部ロードバイク旅4日目。

4日目にしてようやく本番。

今日は山を攻めます。
 

これまでタイに坂がないと嘆いていましたが、
ある日こんな写真をを見つけました。

新城選手がタイ合宿でキャベツ畑の高原を走る絵
あるじゃん! (°д°;)山岳。

そして探し宛てた場所が「プーチーファー」。

ラオスとの国境の山で、雲海に表れる朝日が超有名な場所。

タイ人スタッフに聞いたらみんな知ってました。

というわけで、
ようやく今回の旅の全貌が見えたと思いますが、

要するに 
プーチーファーをロードバイクで走りたかった

わけです。

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前置きが長くなりましたが
涼しい時間に距離を稼ぎたいので、6:30ホテル出発。
メコン川は霧。でも、それはそれで幻想的。
プーチーファの登山口はここからまだ50km先。
朝日が美しい田舎道を走ります。
 
気温は25度くらい。
涼しくて、誰もいない静かな道を独り占め。

はぁ~幸せ。
でも人里を通る時は鶏に注意。
道路まで出てきます(^^;)。そしてうじゃうじゃいる。

今日も序盤戦はメコン川と併走。
豊かな水量に圧倒されていたら、
  
 これは・・・
 
朝日が水面に・・・感動。

タイの自然も、決して日本に負けず美しいですね。
 
最後に高台に登ってメコン川とお別れ。
今度はメコン川クルーズとかやってみたいな。

さて、内陸部に入ったと思ったら、
アップダウンの連続。

今日はプーチーファがメインであって、
こんなところで脚を使いたくないのに(T0T)。

10kmほどアップダウンをこなしたら、
ようやく登山口を発見(上から2つめね)。
4029号を走ります。

ここまで45km、2時間半。

ここから山なので、補給や水をしっかり確保して
9:00、35km先のプーチーファーに向けてアタック開始。
今日も絶好調に快晴。
できれば魔の時間帯(11時~2時)までに登りたい。
少し登ると広がる雄大な景色。
いいわぁ。

でも、
10%越えの坂ばっかり。
 
そしてまだ10時だというのに早々に40度。

マズいぞ(-ー;)。

40度の炎天下で、重いリュックを背負って、急坂と戦えば熱中症になる。
 
かといって水をじゃぶじゃぶ飲んだら、頂上までに枯渇する。


そこで、水を節約しながらも熱中症に備えるために

1) 登坂は徹底蛇行、無理に頑張って体温を上げない
2) 日陰毎に休憩し、風で身体を十分冷やしてから走る

という徹底した空冷策で進みました。
だってこんな凶悪な坂しかないんですよ(TーT)。
 
身の安全が何より優先。
見得もへちまもあるかぃ。

登るにつれ、補給食のアンパンもいい感じで膨れてきました。
こういう達成感が大事だよね?←お前だけだろ
坂の向こうに山が見えないので、あそこまで行けば・・・
と思いますが、何度も裏切られます(TーT;)。
写真奥の馬の背を登ってきました。超疲れた。

空冷策で水をセーブしてきたけれど、その水も残り少ない。
ボトル半分くらい。
   
 
もしこの過酷な状況で、目の前に水があったらいくら払えるだろう?

1,000バーツ(3千円)は全然出せるな。

そんなことを考えていたら渡りに船。
水屋さん発見! 

み、みずく ださい
今日もタイ人の団欒に割って入りますよw。

え・・10バーツ(30円)?

なんだろこの価値観の差(^^;)。
 
 
少し走ると街が見えてきました。

いいね。昼ごはんにしよう。
今日もクイッティアオ。
でも今日は少しでも腹にたまりそうな卵麺。
今13:00
ここまで15kmを4時間。時速4km切ってます。超遅い。

あと、どれくらい登るんだろう。
そして、目的地までまだ25kmもある。

こんなんで今日中にたどり着くのかしら(^^;)。

しかし4029号を越えて
1093号に入ったら、
坂が緩やかに。 
 
これは稜線に入ったのでは ( ̄ー ̄)ニヤリ。

曇も広がって涼しくなってきた ( ̄ー ̄)ニヤリ。
そしてこんな絶景 ( ̄ー ̄)ニヤリ、ニヤリ。
  
平均スピードがぐんと上がりました。

新城選手が走ったと思われるキャベツ畑。

最高。
これよ、これ。これが見たかったのよ(TーT)。

稜線とはいえ、アップダウンは続きますが、

それでも
ニマー(^ー^)
こんな絶景の中を走れるなんて幸せすぎるっ!

幸せをかみ締めながら
15:30プーチーファのペンション村に到着。
よっしゃー!ロードバイクでプーチーファやっつけたった!

と、歓喜するのもつかの間。
写真左奥に見えるコテージまで、メサメサ激坂なんですけど。

ここにきて押し歩きかよ(TへT)。
そしてここが一番疲れたよ。
  
 
ところで今日の宿予約してないけど、大丈夫だよね?

・・・って、人が全然いない Σ(゚д゚;) やばいじゃん。
 
すみませーん、誰かいませんか~(°0°;)。

とすがるような声に反応してくれた1人のおかあさんが
部屋に案内してくれました。
  
ありがとう(TーT)助かりました。←毎回計画性ゼロ
宿を確保し、汗だくの身体をシャワーで流し、洗濯を終えたら
いざプーチーファー山頂へレッツゴー!

・・・。
何この凶悪な坂。
  
タイ人は急な坂好きなのか?←それは違う
最後の最後にこんな山登りが待っているとは・・
  
ペンションから頂上まで徒歩で45分。

みんなこれ歩いてんのか?

絶対クルマで運んでもらってるよな。←貧乏人の僻み

ぶつくさ文句をいっていると、
プーチーファー山頂、到ー着ー!
もう日が傾いていますが、
綺麗な景色ですね。
雲が掛かって本来の美しさではないでしょうけれど。
崖の下にあるラオスの村もボヤけてます。

でも良し。

この過酷な条件をクリアして、無事到達できた今日は100点。
  
 
宿に戻ったらおかあさんが夕食を用意してくれていました。
カーオカイチアオ(卵焼きのせご飯)と冬瓜のスープ、青マンゴー。

おかあさん・・・めちゃくちゃ美味しいっす(TーT)。


暮れ行く山里の風景と、最高のタイ手料理に囲まれながら
今回の旅の目的を達成した幸福感をゆっくり噛み締めるのでした。
  

明日無事に麓まで降りることができれば、
この旅も終盤です。


ではヽ(´▽`)/

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